広島から見つめる日本近代女性運動の軌跡
## 日本近代女性運動史 広島県を中心にして### 著者今中保子### ISBN9784874407257### 出版社渓水社### 出版年月2002年11月### サイズ268ページ、22cm### 分類社会 → 社会問題 → 性別問題### 概要本書『日本近代女性運動史 広島県を中心にして』は、著者である今中保子が広島県を主なフィールドとした女性運動の歴史を丹念に調査・記録したものです。日本の近代化とともに、女性の地位向上や社会参加を目指して展開された運動の軌跡をたどります。
特徴- 地方色の強い記録: 広島県を中心とした事例研究により、全国的な動向とともに地方の独自性や地域性を浮き彫りにしています。
- 多角的な視点: 教育、労働、政治参加など、女性運動が多岐にわたる領域でどのように展開されたかを幅広く取り上げています。
- 文献資料の豊富さ: 多数の文献資料に基づき、信頼性の高い研究成果を提供しています。
内容1. 緒論
- 研究目的と方法論の説明。
- 明治期の女性教育
- 広島県における女子教育の黎明期とその展開。
- 大正デモクラシーの波と女性
- 大正時代の社会運動と女性の活躍。
- 昭和初期の女性運動
- 戦前の女性運動とその思想的背景。
- 戦後の女性活動
- 戦後復興と民主化の流れの中での女性の位置づけ。
- 結論
- 広島県の女性運動が日本の女性史に果たした役割の総括。
登録日2013/04/07### 注意ページ内の情報は告知なく変更になることがあります。
本書は、広島県を舞台とした女性の社会参加や地位向上を目指した運動の歴史を詳細に記録しており、日本の近代女性運動史研究において貴重な資料となっています。教育、労働、政治参加など多方面から女性の権利獲得の歩みを追い、地域の女性たちがどのように時代の変化に対応し、歴史を作り上げてきたのかを紐解くことで、読者に深い印象と知識を提供します。歴史研究者や、女性史、社会運動に関心がある方にとっては必読の一冊です。