国鉄解体の激動を現場で見つめた「JR冥界ドキュメント」刊行！
JR冥界ドキュメント 国鉄解体の現場・田町電車区運転士の一日本
2024年7月、梨の木舎から『JR冥界ドキュメント 国鉄解体の現場・田町電車区運転士の一日本』が発売されました。このノンフィクション作品は、国鉄分割・民営化という日本の鉄道史における激変の日々を、田町電車区の運転士の視点で生々しく描きます。
国鉄解体という歴史的瞬間の“現場”
著者・村山良三氏は長年、田町電車区での勤務経験を持ち、その自身の体験を通じて時代の大波に翻弄される働く人々の姿を記録。そこには、経営改革の波に押されながらも職を守ろうと奮闘する現場の緊迫感や、行政の事情に翻弄される労働者の葛藤がリアルに映し出されています。
なぜ「冥界ドキュメント」なのか？
タイトルにある「冥界」とは、まさに国鉄という巨大組織が「終焉」を迎えた暗く険しい時代の比喩。まさに“生と死の狭間”で起こった変革を、単なる歴史の教科書ではなく、一人の運転士の日常を通じて紐解く試みです。
読者に届けたいメッセージ
- 変化の激しい時代の現場のリアリティ
- 組織解体の陰で翻弄される人々のドラマ
- 日本の鉄道史の重要なターニングポイントを体感
ぜひ手に取り、当時の息遣いを感じてほしい一冊です。
消えた蒸気と魂の軌跡: 国鉄解体、田町電車区の運転士たち
# JR冥界ドキュメント
概要
- タイトル: JR冥界ドキュメント 国鉄解体の現場・田町電車区運転士の一日
- 著者: 村山良三
- 出版社: 梨の木舎
- 出版年月: 2024年07月
- サイズ: 161P、19cm
- ジャンル: ノンフィクション
内容紹介
「JR冥界ドキュメント」は、日本の鉄道の歴史を掘り下げる一冊です。著者の村山良三氏が、田町電車区での運転士としての経験を通じて、国鉄解体の現場のリアルな姿を描写しています。国鉄の解体を迎えた時期に、運転士としての仕事はどのようなものであったのか、日常業務の裏側にはどのようなドラマがあったのかを追究します。
目次
- 国鉄解体の背景
- 田町電車区の一日
- 運転士の視点から見る鉄道の未来
- 職場での仲間との絆
- 国鉄・JRの歴史とその変遷
注目ポイント
- リアルな描写: 村山氏が実際の業務で体験した出来事や感情を、臨場感あふれる言葉で綴っています。
- 歴史の証言: 国鉄からJRへの移行期にあたる貴重な証言が含まれ、鉄道ファンのみならず、歴史に興味がある方にもとても響く内容です。
■ ISBN: 9784816624049
この本は、鉄道の過去を知りたい方や、運転士の視点から見た鉄道業界の実情に興味がある方にとって、必読の一冊と言えるでしょう。
